永遠に空想旅行

常にどこか行きたいような、引きこもりたいような

肌荒れとの腐れ縁

私は肌が荒れやすい。特ににきびとは思春期からの付き合いでうんざりしてしまう。若い頃からいろいろな化粧品を試してきたし、お金と時間をかけてきた。それなのに一向に改善する気配もないため、最早諦めの境地に達しかけている。

使用したスキンケア商品類は数知れない。パパウォッシュピゥ、美顔水、アクネス等のさっぱり系は若い頃散々使い倒した。そのうち年をとればとるほどさっぱり系が合わなくなり、にきびと粉吹きという二重苦に悩まされ始める。そこから今度は敏感肌用であったり、大人ニキビ用であったりするものにてを出し始めるのだが、いまいちであった。

そもそも本格的にメイクをしだしたのは社会人になってからなのに、どうしてこうも肌が汚いのか。気にすれば気にするほどそれがストレスとなり、さらに肌が荒れるという悪循環は頭では理解しているが、否が応でも鏡に映る忌々しい吹き出物を無視するのはなかなか難しい。

そんななか、一瞬これは効いたかも?と思うものがあった。リサージのスキンメンテナイザーSである。しっとりめのテクスチャなのだが、保湿具合がちょうどよく、べたつきもない。劇的にニキビが治るわけではないけれども、悪化もしない。まさに運命の化粧水を見つけた気でいたのも束の間、夏になると皮脂が増え春頃までは絶妙だった保湿加減が多すぎたのかぼろぼろと再び盛大に肌荒れし始めた。

おそらく、根本的な原因は運動不足とストレスだと思う。けれども運動なんかしたくないしストレスフリーになるには無人島にでも移り住むしかない。
死ぬまで自分の汚い肌には悩まされるだろう。
将来を悲観せずにはいられないが、いろいろなスキンケア商品を試す気力があるうちは、まだまだ元気だということでなんとか生きていきたい。

ミコノスに行きたい話

基本的にインドア人間なので、普段は全く出掛けない。家から一歩も出ないこともざらだ。
そんな私ではあるが、旅行したい欲は人並みかそれ以上にある。しかも出来ればなるべく遠くのところに行きたい。

いつか死ぬまでに行ってみたい場所のひとつが、ギリシャのミコノス島である。サントリーニ島と並んで世界でも有名なリゾート地だ。私がこの島の存在を知ったのはSNSなのだが、海に浮かんでいるような、空との境目がないような、そういう感覚が味わえるいわゆるインフィニティプールと呼ばれる場所が投稿されていた。これがものすごく印象的だった。
それからさらに詳しく調べてみると、白を基調とした中に青のアクセントが目を引く何とも夢心地にさせられる街並みや、美しい海岸など、とにかくシンプルかわいい。夏には鮮やかなピンク色のブーゲンビリアが咲き誇り、天国感が増し増し。(全て他人の旅行記から得た情報である。)
これはぜひとも行きたい。現実逃避にはうってつけの場所、しかもリゾート地ときた。
ただ、残念なことにインフィニティプールはミコノス島のなかでも超高級な部類のホテルにしかついていなかった。
おまけに一番のハンデは、移動の際普通に2回飛行機の乗り換えが必要なことである。たぶん、2回も乗り換えしたらバカンスどころじゃなくなるくらい疲れる。自分はそういうタイプ。
カタール航空で夏期は乗り換えが1回で済む便を運航していたが、個人的にとてもじゃないが休みをとれる時期ではない。

そんなこんなで全く行ける見通しがたっていないミコノス島だが、いつかは行きたい。体力があるうちに行きたい。

クリスマス直前に思う

今日から多くの小中学生は冬休み、宿題を抱えながらもいろいろなイベントごとに胸を踊らせているのだろうと思う。
つい10数年前のことなのに遥か昔のように感じる。

子供時代に最も楽しみだった日のひとつがクリスマスである。
我が家は日本における一般的なご家庭と同様にキリスト教徒ではないのだが、幼い頃はクリスマスツリーを飾り、サンタクロースにプレゼントをお願いし、クリスマスの歌を歌い、ケーキを食べ…というようなスペシャルな一日だった。
そして大抵このくらいの時期になると真っ白な雪が積もり、クリスマスムードを高めてくれていたのである。今となっては温暖化のためか暖冬傾向にあり、クリスマスの時期になってもなかなか雪が降らず、ホワイトクリスマスは貴重なものとなってしまっている。

クリスマスツリーはもう何年も飾っていない。数日間しか楽しめないし、片付けるのが面倒だ。

サンタクロースにプレゼントのお願いはしなくなった。もう欲しいもののほとんどは自分が稼いだお金で買えてしまう。

クリスマスにわくわくしなくなったのはいつ頃からだろうか。もはや惰性でケーキを食べている。

大人になれば、自由でお金も好きに使えて楽しいことは確かにたくさんある。けれどもやはり昔の自分にあったはずのキラキラした気持ちはなくなってしまった。しょうがなくやっているという事実がどうしようもなく悲しい。いっそやらない方がいいのかもしれないが、周りがそうはさせてくれない。

自分にとって価値のなくなってしまったクリスマスと向き合いながら、生きている間は毎年この日を迎えるのだと思う。

ちふれのコールドクリームの話

最近、YouTubeでいろいろな動画を見ることにハマっている。姉妹ののほほん食事チャンネル、関西弁女子大生の爆笑チャンネル、ASMRで空腹を刺激されるチャンネルなど。

そのなかで所謂「美容系ユーチューバー」の方々がこぞってちふれのコールドクリームとビオレの何かのジェル(だったと思う)の組み合わせが神!とかで、それらについての動画を投稿していた。

興味半分、暇潰し半分で見てみると、なかなかコールドクリームが面白そう。一見ゆるいテクスチャの白いクリームにしか見えないのだが、クレンジングとして使うとその形状が変化するらしい。
都会の方では品薄状態のようだけれども、幸いにして片田舎のドラッグストアには現品が一個残っていて、難なく手にいれることができた。

過程としては、柔らかいクリーム状のものがメイクと馴染ませていくにつれてやや固めの状態になり、その後透明なオイルに変化するというものである。
オイル化する瞬間が感触ですぐに分かるとのこと。

実際使用してみたが、本当だった。(疑っていたわけではないのだが。)
肌に馴染み始めたクリームがあれだけ固い状態であったにも関わらず、あるとき突然スルスルと手が滑り出すのである。おまけにメイクはしっかり落ちる。

ただ、クリームを多く取りすぎるとなかなかオイル化しない、との注意をどこかで見たため一度少量で試したのだが、そうすると今度馴染ませた瞬間オイル化しだしてメイクが落ちている感じがしなかった。注意書きに対する注意。
多すぎず、少なすぎず、何事も適量がよいと思い知った。

ちなみに私は普段オイリー肌寄りの普通肌だが、メイクを落とすべき時間帯にはティッシュペーパーが貼り付くくらいにはアブラギッシュであることがままあるので、クリームの量が少ないと顔の脂に負けてしまって馴染む間もなくオイルになってしまうのかもしれない。
とにかく、モタモタからのスルスルが楽しいのであって、モタモタがなくなると何の面白味もない。

このコールドクリームを使い始めて肌の調子がよくなったか?と言われると今のところなんとも言いようがない。ニキビが出来やすいのは元々だし、毛穴か汚いのも今に始まったことではない。改善もなければ悪化もないので、オイル化の感触を楽しむために使っていると言ってもよい。

総合的には、1000円以下で買えて大容量という点からも試してみやすく、一大ブームのようになったのではないかと思われる。
使ったからなにかが劇的に変わるわけではない。

肌が元々きれいな人は何してもきれい。
その逆もまたしかり。
これに尽きる。

ロシアに行ったときの話に付随して

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こちらロシア人が愛してやまないという詩人のプーシキン像。

ロシアに行ったときのことを書いたらさらにロシアに行きたくなったのでもうちょっと書く。

飛行機事情について。ロシア・サンクトペテルブルグへはモスクワ経由の日本航空シベリア航空コードシェア便で向かった。モスクワまでは日本航空、モスクワからはシベリア航空である。日本航空は言うまでもなく日本人のCAさんによる気遣いの行き届いたサービスを受けた。エコノミークラスでも満足。シベリア航空は、全員ロシアン美人のCAさんたちで、おお、これがワールドスタンダードか、という感じ。決して悪意があるわけではない。ただちょっと質問するのがめんどうなので、ロシア人に対するドリンクサービス時にはコーヒーかストレートティーかレモンティーかの三択がコーヒーかストレートティーかの二択に減るだけとか。多分こちらが「チャイスリモーナム、パジャールスタ(レモンティーください)」と言えばレモンティーをくれると思う。でもそこまでしてレモンティーを飲みたいわけではないので大人しくストレートティーを飲む。

ともかく、雑だ!と思うことはあっても向こうに悪気はないので再訪したい気持ちにもなるのだと感じる。ただし、入管のやる気のなさは異常。

次に言語について。基本的にホテルの人は英語でやりとりしてくれた。けれどもロシアなまりなのか聞き取りやすくはない。
タクシーのおじさんは、英語まったくだめ。ハウマッチが通じない。簡単なロシア語必須。
道行く町の方々は、若い人は通じる「かも」。
ワールドカップがあったので少しは変わっている可能性もあるが、多分日本と同じくらいの英語普及率ではないだろうか。
とりあえず、ズドラーストヴィチェ(こんにちは)とスパシーバ(ありがとう)とパジャールスタ(ください、どうぞ、お願いします)が言えれば何とかなった。

あと、印象に残っているのが、排ガスのにおい。ディーゼル車が多いのか?外出してから鼻をかんだら真っ黒だった。(汚くて申し訳ない)

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こちらはメインストリートとなるネフスキー大通り。

5月ごろであれば気温は冬でも白夜が始まりかけていて夜の7時くらいまで明るいという不思議な感覚が味わえる。

バスもメトロも200円かからずに乗れて、まだまだ共産主義的な面も垣間見れた。

バレエ、オペラ、美術館、博物館など見どころを挙げればきりがなくなる。

日本とロシア、政治的な面ではさまざまな課題が山積しているが、それはそれとして細かいことを気にしない人にはぜひともおすすめしたい旅行先である。

長野県に行ったときの話

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善光寺に向かう途中にあった店。なかなかのセンス。

先月長野県長野市を初めて訪れた。1泊2日の短い旅であったが、なかなか楽しめた。新幹線での旅となり、使い古されたやまびこと、まだピカピカのあさまという対照的な車内風景にも驚かされた。(あまり新幹線には乗る機会がない。新幹線を使うならだいたい飛行機のほうが安い)

今回は同行者はおらず、単独での旅行である。恥ずかしながら、この歳まで一人旅をしたことがなかったため、少し不安でもあった。
結論から言うと、まったく問題なく楽しめてしまい、突発的な無計画旅行に拍車がかかるのではないかと自分のことながら逆に心配になった。
何を食べても自由、疲れたら好きなタイミングでホテルに戻って休憩し、また出かける。むしろ一人でなければできないかもしれない。

長野に来たなら善光寺は行かなければなるまいと思い、2日目の早朝徒歩で向かった。長野駅直結のホテルに宿泊していたので、道に迷うこともない。
善光寺に近づけば近づくほど坂道の勾配がきつくなる。冬に差し掛かった季節であったためさほど疲労感はなかったが、真夏だったら真っ先にバスに乗り込んでいた。

ともあれ、20分くらいでついた。善光寺は立派な建物だった。歴史と趣が感じられ、清廉な空気に癒された。
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ロシアに行ったときの話

初めての海外旅行はロシアだった。
行き先はサンクトペテルブルグ
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フィギュアスケートアニメにはまり、もう大人なんだから(?)聖地巡礼とやらをしてみようと思い立ったのがきっかけだった。

ロシアの入国にはビザが必要だということもそのとき初めて知り、ビザ発行に係るめんどうなあれやこれやを想像しただけでくじけそうになったが、同行者の素晴らしい手配により、なんとか準備完了。

自分はというと、諸々役立たずだったためせめてロシア語をちょっとでも勉強していこう、もしかしたら現地で使えるかも、とNHKロシア語講座でやっつけの勉強をした。これが結果的には結構使えた。

ロシア人はとっても冷たかったし、優しかった。ロシア料理はとってもおいしかった。
建築物はとにかくでかくてきらびやかだった。


ビザがなくなったらすぐにでもまた行きたい。